
こんにちは。
3人育児中(5歳・3歳双子)のしのです♪
みなさん、妊娠中の悪阻はどうでしたか?
つわりなんて全然なかった!という人もたまに聞きますが、多少なりとも変化がある方が多いのではないでしょうか。
私はもう…トラウマになるほどの地獄でした!!
重症妊娠悪阻で入院までして、思い出すだけで辛い記憶。



出産よりもきつかった。
当時、携帯を見る余裕がある時は
「つわり いつまで」
「つわり 辛すぎる」
「つわり 楽になる方法」
「重症妊娠悪阻」
などのキーワードで検索しては、とにかく悪阻が酷かった人の耐え抜いた記録や同じ思いをしてきた人の状況を知ることでなんとか心を奮い立たせていました。
今日もどこかで悪阻に苦しんでいる人が、そうやって探しているかもしれません。
私の経験が、そういう方の目に触れて、少しでも力になれたら幸いです。
重症妊娠悪阻とは?


概要
つわり【妊娠初期(妊娠5週頃)から起こる、吐き気や眠気、気持ち悪さなどの消化器系のトラブルのこと】の症状が特に強い場合のこと。
症状
人によって症状は様々で、味覚や嗅覚が敏感になったり好みが変化するなどがあります。
一切食べられない時もあれば食べないと気持ち悪い、特定の匂いがダメになるなど時期によっても症状は変化。
一般的に、妊娠16週くらいで落ち着くと言われていますが、これも個人差があります。



大体の目安が16週頃です。
原因
妊娠による黄体ホルモンの大量分泌に体が適応しきれないことや、体が胎児を異物と判断してアレルギー反応を起こしているなどが考えられています。



体内の急激な変化に、自律神経がついてこれないんですね。
重度妊娠悪阻の記録


1人目妊娠時
5w~ 悪阻到来
妊娠したー!という喜びとともに、奴がやってきました。
つわりです。



とにかく気持ち悪い。
胎嚢確認できてからすぐ、食べ悪阻と吐き悪阻が交互に襲ってきました。
気持ち悪いくせに、突然チキンなんかが食べたくなるんですよね。
時期はクリスマスシーズン。



クリスマスにはチキンを♡
という謎の義務感で、食べてしまった結果・・・。



その夜は地獄を見ることに。
お酒で数え切れないほどの地獄を見てきたつもりでしたが、悪阻はその比ではありませんでした。
そこからはもう何を食べても吐いてしまう日々。



切望していたマタニティライフは、絶望感でスタートを切りました。
通勤中はエチケット袋を離さず、仕事中は何度もトイレへ駆け込み吐き気と戦い。
近場のパートだったのでまだ良かったですが、この状態で満員電車通勤してる妊婦さんたちはどうなってるのか?



ハードすぎて・・頭が上がりません。
6w~ 重度妊娠悪阻で入院
6週に入ってすぐ、水分も受け付けなくなりました。
ポカリなどの清涼飲料水も全て出てしまい、当然何も食べられません。
何も食べてなくても、吐き気だけ起きてる間ずっと止まりません。



この時の気持ち悪さといったら言葉では言い表せないほど。
夕方~夜中はピーク。
お風呂に入ると湯気で気持ち悪くなり、ずっとトイレにいるので寒くてガタガタ震えて過ごす日々。
吐きすぎて喉から血が出るも、でもそんなことすらどうでもいいくらい気持ち悪い。



これはいつ終わるの?
もう無理!
そればかり考えていました。
そんな状態で数日いたら、立つのも辛くなり、『さすがに点滴に行かなきゃかもしれない』という意識が働きました。



今考えると、動けるうちにもっと早く行っておけばよかったんです。
しかし初めての妊娠、初めての悪阻。
どこからが点滴にいくレベルなのか判断がつかず『これくらいで行くのは迷惑かもしれない』と思ってしまいました。
その結果自力で歩くこともできなくなり、ちょうど連絡をくれた友人がすぐに車で迎えにきてくれ、クリニックへ連れていってくれました。



脱水が酷い。
ケトンも出てるしこのまま入院だよ。
尿検査後そのまま入院となり、入院中に年を越しました。
年末年始のおめでたい空気など皆無で、ひたすら気持ち悪いだけ。



お正月のおめでたい番組が流れているのを無の心境で眺めていました。
夫の励ましに返事もできず点滴を見ながらただ吐き気に耐えるのみ。
体重は減り続け何も食べれない日々に



私のせいで赤ちゃんがダメになったらどうしよう…。
本気でそんなことばかり考えていました。
9w~ 退院
リンゴを少し食べられるようになり、病院より家にいたくて退院しました。
退院したら、今度は食べ悪阻に変化。
吐いてしまうのですが、アイスクリームやコンビニの野菜スティックにハマっていました。



気持ち悪いけど食べられないよりマシ!
と思っていたのも束の間、すぐに吐き悪阻の復活。



「12wくらいで終わるから」と自分に言い聞かせて乗り切ろうとする日々。
勝手にゴールは12wと定め、毎日毎日カレンダーと睨めっこです。



そうでもしないと精神が保てない!
年末年始と同じく
- 水分も全て吐いてしまう
- 24時間船酔いの気分
- 枕元には洗面器待機
こんな状態に戻ってしまいました。
10w~ 重度妊娠悪阻で再入院
フラフラの私を見て夫が病院へ連れていってくれました。
そのまま即入院。



脱水が酷くて血管が全く見えないよ!
もっと早く来なきゃダメよ。
と言われながら両腕に何度か針を刺され、手の甲でやっとルートとれました。
絶食で点滴されながらも、吐き気で1時間しか眠れない日もありました。
つわりが始まってから体重は7㎏ほど減り、30㎏代。
診察のエコーの時だけ



赤ちゃん可愛い!頑張ろう!
と思えるのでした。
11w~ カレー事件
2月に入り、夫と談笑できるくらいまでになった頃。
なんと夫がコンビニのカレーを買ってきて病室で食べようとしたのです。
カレーの強烈な匂いでまた吐き気復活。



オエー!
出ていってー!!
今思い出しても信じられません。



何を考えているのか…。
このカレー事件は忘れません。



つわり中の人の前で強めのニオイはNG!
12w~ 退院
12wに入ると、吐く回数が減ってきてきて退院しました。
とはいえ食べるとやはり吐いてしまうのですが、この頃は



どうせ吐くから吐きやすいものを食べよう♪
と思えるくらいにどうしようもない気持ち悪さは減ってきていました。
吐いても吐いても苦しかったピーク時と比べ、吐いたらスッキリするようになってきて



なんだかあと一歩な気がする!
と思えるまでに。



ただし、『12wには悪阻は終わっているであろう』という期待は軽く砕かれました。
13w~ 料理ができた
久しぶりにキッチンに立って料理を作ることができました。
まともな食事を作れたのは本当に久しぶり。



今考えると文句一つ言わず全部やってくれていた夫に感謝ですね。
14週に入ると急にこってりしたものが食べたくなって、ラーメンやチキンにハマりました。
食後たまに吐くことはあっても、毎回ではなくなってきていよいよ終わりが見えてきた頃。
16w~ つわり終了
吐くことがなくなり、体も心も回復!
急にパーっと晴れるように気持ちが前向きになって、今までの闇はなんだったの?というくらい元気になりました。



終わったーー!!
2人目妊娠時



1人目と2人目のつわりは全然違ったよ!
と聞いたことはありませんか?
私もそれを期待して、2人目(双子なので3人目もin)はきっと楽に違いない!と期待をしていたのですが…。
残念ながら私の場合は、あまり変わりませんでした。



周りには、1人目と2人目で違った!という人の方が多いよ!
繰り返しになるので経過は省きますが、同じようにすぐに吐き悪阻が始まり、長男の離乳食を作りながら吐き洗面器を横に置いて寝かしつけながら吐き・・の毎日。
さすがに1人では長男のお世話ができないと判断し、実家から母が1カ月来てくれて、家のことや息子の相手をしてくれました。



頼れる人がいる場合は絶対に頼るべき。
長男がいることでやることは増えるのですが、その分気が紛れて、1人目の時ほど気持ちが落ち込むということはありませんでした。
ただやはり検査ではケトンがずっと出ていて、クリニックから救急車を呼ばれて総合病院へ運ばれたりもしました。
(子どもがいるので入院はできません、と点滴だけしていただき帰宅)
双子だから悪阻も2倍ということはなく、長男の時よりは多少マシだったと思います。
- 水分も吐いてしまうようになったらすぐに病院で点滴してもらう
- 家事は無理しない
- 頼れる人がいる時はとことん頼る
- 病気じゃないのに‥などと自分を追い詰めない
悪阻軽減アイテム


酔い止めリストバンド
\コスパ良し◎/
酔い止めリストバンドが悪阻にも効くらしいと聞いて、双子の時すぐに試してみました。
このおかげか、1人目の時より双子の時の方がマシだったのは確かです。



お守りのように肌身離さず着けていたので、最後の方はボロボロになっていました。
ロッテ 小梅ちゃん
友人に勧められて、少し食べられそうな時はこちらを舐めていました。
飴だったりタブレットだったり。



気持ち悪い時でも舐めるとスッキリ☆
AMOMA マタニティリフレッシュ
柑橘系の香りです。
匂いは人によってダメなパターンもありますが、私はこちらをハンカチに少しだけ垂らして夜寝ていました。



少しでも気分をリフレッシュさせたい一心でした。
悪阻はいつか終わる


つわりはよく1日中船酔いの感覚と言いますが、まさにその通り。
揺れてもいないのに、酷い船酔いが終わらない毎日。
意識が朦朧とし、妊娠の喜びよりも



なんだこの苦しみは…もう耐えられない…。
という心境でした。
点滴が落ちるのを見ながら涙を流したあの日々は、本当に苦しかったです。
悪阻の時に助けられたのは、いつも励ましてくれた友達、そしてやはり夫でした。
ご飯も作らず家のことは丸投げ、突然の食べ物要求の際はすぐ買い物に走ってくれました。



これは1人では乗り越えられなかった試練でした。
つわりはお薬も飲めないし、ピークが過ぎ去るのを待つのみでしたが、絶対に終わります!
一番しんどい時期はまだお腹が出ていないので、一見して妊婦だとはわかりません。
でも、その時が一番辛いんですよね。
しんどい時は、すぐに点滴してもらいに行ってください。
早め早めの対応が大事だと実感しました。
期間や悪阻の種類、重さは個人差がありますが、ずっと続くわけではありません。



終わりは必ずきます!
応援しています!
今辛い思いをしている妊婦さんたちが、少しでも楽になれますように!!






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