
こんにちは。
次男が自閉症スペクトラムのしのです。
発達障害などコミュニケーションの難しい人々の訓練や学習に使われることのある絵カード。
この記事では、そんな絵カードの作り方を説明しています♪
自閉症スペクトラムである次男の場合、発語がないためコミュニケーションをとるのが難しく、本人も要求や意思を言葉で伝えることができません。



そういった特性に、視覚的支援は不可欠!
絵カードを販売している業者や個人の方は多いのですが、自分が欲しいものがピンポイントでなかったりもっとこういうのが欲しいな~と感じることもあります。



例えば家族の名前カードなど。
覚えてほしくて自分で作って見ました。
絵カードを自分で作るのもとっても簡単なので、是非同じように作ってみてくださいね♪
絵カードの作り方(PC)
自閉症などの発達障害の視覚支援によく使われる絵カード。
ネット上のサイトから大体のイラストは入手できますが、自分に今必要な分だけ自作するのもオススメです。
私の場合は、まずは身近の簡単なものから覚えてほしくて作りました。
まず一番初めに作ったのは、家族の写真を入れたカードです。



家族全員の名前を覚えてほしかったのです。
絵カードにしたい写真(画像)をエクセルへ挿入
挿入➡画像➡このデバイス


ネット上のものや売られているものは小さめサイズが多いのですが、私はもっと大きなサイズを見せたかったので、A5サイズ(A4サイズの半分)になるよう1ページに2枚ずつ配置。



もちろん大きさは自由に♡





画像の下には名前を入れよう♪
絵カードの印刷設定は余白を狭く
ファイル➡印刷➡ページ設定➡余白



余白は狭めにしたら画像が大きくとれていい感じになります♪
私は左右0.6、上下1.9にしました♪


絵カードを印刷してラミネート(クリアファイルでも)
ラミネート用紙に挟む


ラミネーターに通す


半分に切る


あとは角を丸く切るだけ!
うちは手形アートなどもラミネート保存しているためラミネーターはあったのですが、100均のA5サイズのクリアファイルなどでもいいと思います。
\ラミネーターを使うなら安いので全然OK/
絵カードの完成



完成です♪





簡単だったね♪
絵カードの作り方まとめ
- パソコン
- コピー機(なければコンビニなどでも◎)
- ラミネート(100均のクリアファイルなどでも)
- はさみ



是非作ってみてください♡
絵カードのコミュニケーション支援とは
自閉症スペクトラムなどの発達障害児における絵カードの使用は、最終的にはカードを使って状況把握ができること、自発的に意思を伝えられるようになるところを目指します。
自らコミュニケーションをとったり発語が不可能な場合、絵カードを見せることで今から着替えの時間、食事の時間、学校の時間などの状況を理解し落ち着いて行動できるように訓練します。
こういった一連のコミュニケーション支援を、PECS【ペクス】(Picture Exchange Communication System)と言います。
訓練によって『今はこういう時間なんだ』と癇癪がなくなっていく話は良く聞きますよね。
絵カードの種類
絵カードには、単語や助動詞(大きい・暑い・狭いなど)、形容動詞(すき・たくさん・たのしみなど)等さまざまな種類があります。
小学生くらいになると、1日のスケジュール管理などするタイプのものを使ったりするようですが、私が作ってみたのはその前段階となる物の名前や簡単な要求などを伝えるに当たって使えるであろう絵カードです。
生活上で伝えることができる全てのことを絵カードにすると大変な量になりますよね。
発達障害児用の基本的なカードは無料のものがネット上にあって、オススメはこちら。



種類も豊富で単語に関しては必要なものは全部揃いそうなくらいです。
絵カードを習慣化しよう
まずは本人が落ち着いている時に、1枚ずつ発声しながら教えていきましょう。
「いただきます」などはジェスチャーを交えて食事の前に見せながら、本人が理解していくのを根気よく待つことです。
と言ってるうちもまだ理解していないのですが。
発達障害児などこういった特性のある子には、根気強く教えていくことが大切です。



ただし、焦らないこと!
「覚えさせないと」「理解させないと」と焦ると親も負担に感じ、こんなに教えてるのにどうして覚えてくれないの?と段々ストレスに感じてきます。



最初、私もそうなりました。
カードを見せても見てくれなかったり、何日続けても全くわかってなさそうで、意味あるのかな?と思ってくる時がきます。
しかし、意味がないことはないのです。
一朝一夕では結果が出ないのは当たり前。
言葉に出さなくても、実は理解していることはたくさんあるのも自閉症の特徴です。



話せるようになってから、「僕色々とわかってたよ。ママが色々教えてくれたの嬉しかったよ。」と言ってくる子もいるんですよ。
うちもまだまだ理解しているような雰囲気は感じられず、成果の実感には及びませんが、これはもう生活の流れの中の一つとして負担のないように親も一緒に取り組んでいけたらいいかな~と思っています♪
絵カードに興味があって、やってみようかな~という方の参考になれば幸いです。








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