日本初、世界でも5店舗目のサイニングストアが東京の「nonowa国立」に2020年6月27日オープンしました。

サイニングストアって何?



手話でやり取りする、聴覚障害の人たちが働くお店のことだよ。
国立市では前にも、日本初のストリートピアノ「Play me, I’m Yours」が開かれていたこともあり、誰にでも住みやすい街づくりに力を入れています。



あらゆる場所に可愛くアートなピアノが置かれていて、みんなが自由に弾いていて素敵だったよ♪
今回は聴覚障害特別支援学校(聾学校)が近くにあることもあり、聴者・聴覚に障害がある人たちが自分らしく活躍できる場所の実現に向け、国立に出店が決まったそうです。
手話に興味があることもあり、早速、4歳の息子と行ってきました♪
コンセプトは『Infinite Possibilities(無限の可能性)』


聴覚に傷がいのあるスタッフやお客様にとって、ありのままの自分で居られる場所であるように、訪れたお客さんに新たな気付きがあるようにとの想いが込められています。
このコンセプト通り、スタッフの方々はみなイキイキして見えましたし、周りに手話を感じる工夫もされていて色々な「気付き」がありました。



たくさんの方の思いが形になっている店舗なんだなと感じました。
指文字デザインのSTARBUCKSサインが可愛い
まず外観の看板から、目を引く手話デザインのSTARBUCKSの文字。





可愛い♡
店内の壁にも手話デザインのロゴ。
中は広々とした空間で、nonowaに入るとまず目に入る出入口に位置しています。


めちゃくちゃ可愛くないですか?



アートな雰囲気♡
注文・やり取りは指差しや筆談


スタッフさんは聴覚に障がいがある方なので、注文は基本指差しでした。
もちろん手話ができる方は手話でされるのが一番いいかと思います。
私は息子と予め決めておいたドリンクを普段通り音声でも言いながら、指差しで伝えました。
サイズやブラックorパッションなど、スタッフさんはすぐに指でどちらにしますか?と聞いてくれます。
それぞれ、指差し用のメニュー表があり差し出してくれました。



そうか、サイズやカフェインの有無なんかも伝えなきゃなんだもんね。
そしてお会計の時、友人から頂いていたスタバのドリンクギフトチケットを提示したのですが、
『ドリンク一つにつきクーポン一つで、合計ではないんです』
と筆談用のパネルに書いて教えてくれました。



私と息子の合計金額くらいのクーポンだったので、もったいないですよ~と教えてくれて助かりました。
商品受け取り場所のモニターで手話の紹介
テキパキと注文をとってくれて、呼び出し番号の書かれた紙を渡されモニター近くで待っていると。


モニターに様々な手話の紹介が。
挨拶など、よく使う手話が表示されているようです。



手話に楽しく触れられる空間になっていて待ち時間も楽しめました。
手話をモチーフにしたアート作品が見られる


奥のスペースでは、壁一面にカラフルなアート作品が飾られています。
門秀彦(かどひでひこ)さんの作品だそうです。
手話をモチーフにしたポップな作品を描くイラストレーターさんで、コンセプトは『HAND TALK』。



じーっと見入っても、飽きない作品ばかりです。
目を合わせよう
遊びに行ってみて感じたのは、普段私はあまりお店の方と目を合わせる方ではないのですが、きちんと目を見て伝えることが大切だなということです。
「ありがとうございます」の一言でも、言葉として聞こえなければ手話なり仕草、表情で伝えることになりますよね。
こちら側の意思を伝える時も、指差ししながらも目を見て頷いたりきちんと伝わっているか相手の表情を見る必要があります。



表情一つでこんなに伝わるんだ。
目を見て伝えるって大事なんだな。
普段からもっと店員さんの目を見てありがとうを伝えようと思いました。
誰もが自分らしく輝ける場所を


聴覚障がいがあるスタッフさんたちも皆イキイキと、てきぱきと働き輝いていました。
同じように聴覚障がいがある方も、お客さんとして訪れやすいですよね。
手話に興味を持つきっかけになることもあるでしょうし、私は実際次は「ありがとう」を手話で伝えようと思いました。



スタッフさんが「ありがとう」を伝えてくれたのに同じようにできなかったことが心残り。



次はありがとうって伝えよう!
とても居心地が良く、手話が近くに感じられるスタバです。
お近くにお寄りの際は、是非立ち寄ってみてくださいね♪
スターバックスコーヒー nonowa国立店の営業時間
営業時間 | 7:00~22:00 |
定休日 | 不定休 |
電話番号 | 042-505-9223 |
住所 | 東京都国立市北1-14-1 nonowa国立 |
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